こんにちは。yo-taです。
今回はモデル3のエアコンについて、ご紹介します。
パッと見るかぎり、モデル3の前席には、一般的な車にあるエアコンの吹き出し口が見当たりませんよね。
また、一般的な車では、インパネ(ダッシュボード)の真ん中あたりにエアコンの操作パネルがありますが、それも見当たりません。
そこで、今回はエアコンの吹き出し口、操作方法、便利な使い方について解説していきます。
良かったら、最後までご覧になってみてくださいね。
今回も参考にしたのは、2021年9月納車の上海製、テスラ モデル3 ロングレンジです。
それでは、行ってみましょう!
エアコン吹き出し口
まずは、モデル3のエアコン吹き出し口をフロントとリア、デフロスターに分けてご紹介します。
フロント
モデル3 フロントのエアコン吹き出し口は、こちらになります。
特に、フロント上部のエアコン吹き出し口は特殊な形状をしています。
写真の通り横長形状のため、一般的な車の左右に一つずつあるエアコン吹き出し口より、風向き調整の自由度が高いです。
リア
モデル3 リアのエアコン吹き出し口はこちらです。
こちらは一般的な車と同じような造りです。
なお、座席下はクリアランスがあまりなく、覗き込んでもエアコンの吹き出し口は見えません。
デフロスター
モデル3 デフロスターの吹き出し口はこちらです。
ぱっと見は気付かないですが、空調とデフロスターがしっかり分けられていて、機能面でも問題ないです。
エアコン操作方法
続いては、エアコンの操作方法を見ていきましょう。
エアコンの操作は全て、タッチスクリーンで行います。
赤く囲った部分をタッチすると、空調設定画面が開きます。
アイコンや文言などは、一般的な車のエアコン操作と変わりなく、直感的に操作できるかと思います。
ここからは、モデル3ならではの機能をご紹介しますね。
- スケジュール
- エアコンをオンに保つ
- ドッグモード
- キャンプモード
- シート ヒーター
- フロント通気口の調整
- ヒーテッド ハンドル
- フロント ガラスのデフロスター
- リア キャビンの空調設定
❶スケジュール
『①予約』をタッチすると、下の写真の通り、プレコンディショニングが『完了』する時間を設定できます。
- 『プレコンディショニング』とは予約時間までに、バッテリーを暖めて、車内の空調を設定した温度へ調節する機能です。
- 車内を快適にしてくれることはもちろんですが、充電前にバッテリーを暖めておくことも重要です。
- バッテリーを暖めておくことの重要性は、こちらの記事で解説してますので、参考にしてください。
さらに、『設定』をタップすると、下の画面となり、『プレコンディショニング:オン/オフ』とオンの場合『週間(毎日)/平日(のみ)』かを選択できます。
また、この画面から『オフピーク充電』も設定でき、『オフピーク充電:オン/オフ』とオンの場合『週間(毎日)/平日(のみ)』かを選択できます。
- 『オフピーク充電』とは、電気代の安い深夜時間帯に優先して充電する機能です。
- プレコンディショニング完了(出発)時刻に、設定した値まで充電されるよう充電開始時刻を自動で調整してくれます。
- オフピーク充電機能を使用するには、充電プラグを差込でおく必要があります。
『オフピーク充電:オン』の場合、『オフピーク終了時刻(電気代の安い深夜時間帯の終了)』も設定できます。
❷エアコンをオンに保つ
『②保持』をタッチすると、モデル3から人が降りても、乗っていてもエアコンをオンのままにすることができます。
人が車から降りると、タッチスクリーンは真っ暗になります。
暑い夏にモデル3からちょっと離れる際、生鮮食品が傷まないようにする時などに便利な機能ですね。
❸ドッグモード
『③ドック』をタッチすると、『②保持』と同様に、モデル3から人が降りても、エアコンはオンのままとなります。
ペットを車に乗せる時は、かなり重宝しますね。
こちらはペット専用で、人が車から降りると、タッチスクリーンに現在のキャビン温度とペットが安全である旨の文言を表示します。
❹キャンプモード
『④キャンプ』をタッチすると、こちらも『②保持』と同様に、エアコンをオンのままにしておくことができます。
『②保持』『③ドック』との違いは、USBポートと電源(シガー)ソケットが常に使えることです。
また、人が降りても、乗っていても、タッチスクリーンが表示されたままとなるので、音楽やゲーム、シアター機能なども常に使用することができます。
❺シート ヒーター
その名の通り、運転席と助手席のシート ヒーター(お尻と背中部分)を『3(最高)から1(最低)までレベル調整』『自動』『オフ』の5パターンから選択できます。
エアコンほど電力を消費しない(と言われている)ため、冬はかなり重宝します。
また、エアコンと違って、シートに触れている部分がすぐに暖かくなるので、冬はかなり頼りになります。
❻フロント通気口の調整
風の流れのモーション部分に指を置くと、下とサイドに調節バーが表示され、タッチしたまま指を上下左右に動かすと、風の流れを調節できます。
❼ヒーテッド ハンドル
『⑦ヒーテッド ハンドル』をタッチすると、ハンドルがじんわり暖かくなります。
こちらは『オン/オフ』のみ選択が可能で、暖かさのレベル調節はできません。
シート ヒーター同様に、冬はかなり重宝する機能です。
❽フロント ガラスのデフロスター
『⑧フロント ガラスのデフロスター』は1回タッチすると下記のアイコンとなり、フロント ガラスの曇り取りに有効です。
2回タッチすると風量がMAX(最強)となり、フロント ガラスの霜取りに有効です。
3回タッチするとオフになります。
2回タッチの風量MAXは冬に重宝するので、覚えておくと良いですよ。
下のブログ記事でもご紹介していますが、冬の雪山ではフロント ガラスの水滴が凍ってしまうので、2回タッチの風量MAXがかなり有効です。
❾リア キャビンの空調設定
最後は『⑨リア キャビンの空調設定』方法です。
『リア』をタッチすると、リアのエアコン調整に画面が切り替わります。
リアは『リア エアコン:オン/オフ』と『シート ヒーター:『3(最高)から1(最低)までレベル調整/オフ』のみ設定できます。
便利な使い方
ここまで、基本的な使い方をご紹介したので、ここからは便利な使い方をご紹介したいと思います。
Teslaモバイル アプリからエアコン制御
yo-taが一番便利だと思う機能が、スマホから遠隔でエアコンの操作ができることです。
内燃機関車では、乗車前にエンジンスターターを使用してエンジンを掛けて車内温度を調節しますが、モデル3ではエンジンスターターは不要です。
Teslaモバイル アプリから、先にご紹介したエアコンの制御がほとんど行えます。
『①エアコン』アイコンをタッチすると、エアコンがオンになります。
『②空調』をタッチすると下記の画面に変わり、温度やシート ヒーターなどの調節ができます。
さらに矢印部分を上にスライドすると、デフロスターやキャンプモードなどの設定もできます。
画面を戻り、『③スケジュール』をタッチすると、プレコンディショニングやオフピーク充電の設定ができます。
『充電』をタッチすると予約充電の画面に切り替わり、予約充電の設定が可能です。
特に寒い冬は、『朝出発しようとしたら、フロント ガラスが霜だらけで霜取りに時間が掛かる』なんてことが良くあると思います。
そんな時、家に居ながら、『明日は6時出発だから、プレコンディショニングを6時に設定しておこう』とスマホから設定するだけで、翌朝快適に出発できます。
空調用ポップアップ
二つ目は、エアコンの設定温度の部分をタッチしながら指を左右にスライドさせると、温度調節ができます。
ピンポイントで『<(温度を下げる)』『>(温度を上げる)』をタッチしなくて済むので、運転中の操作が楽になります。
空調用ポップアップが表示された状態で、『設定』アイコンをタッチすると、通常のエアコン設定画面が開きます。
『スプリット』をタッチすると、運転席と助手席で、左右独立したエアコン温度に調節することができます。
音声コマンドでの調節
エアコンの設定は音声コマンドでも調節が可能です。
ハンドル右側のスクロールホイールボタンを1回押して、モデル3へ話しかけます。
音声コマンドには以下のようなものがあります。
- 「温度を下げて」
- 「温度を上げて」
- 「運転席のシートヒーターを入れて/切って」
- 「助手席を涼しくして」
- 「顔に気流を直接当てて」
- 「空調を同期して」
- 「ファン速度を上げて/下げて」
- 「リア デフロスターをつけて/消して」
- 「温度/ファンを設定して…」
- 「循環をオンにして」
こちらは画面操作をしなくて済むので、運転中に便利な機能です。
まとめ
今回は、『モデル3のエアコン活用術』と題して、エアコン吹き出し口のご紹介や操作方法、便利な使い方などをご紹介しました。
なかでも今回ご紹介したシート ヒーターの調節は、過去は『手動』のみでしたが、ここ最近のソフトウェアアップデートで『自動』調節が可能になりました。
このようにモデル3は購入後も日々進化しています。
購入後もワクワクを体験できる数少ない車の一つで、魅力的な車ではないでしょうか。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!