こんにちは。yo-taです。
今回は、モデル3のリアサイドウィンドウへスモークフィルムを施工してみたので、手順と注意点をまとめてみました。
施工の理由としては、上の写真の通り、リアシートの荷物が丸見えで、防犯上よろしくないからです。
他にも、熱や紫外線対策で、スモークフィルムを貼る方も多いみたいです。
一般的には、車購入時のオプションとして、プライバシーガラスや納車前にスモークフィルムの施工がオプション設定されていたりします。
しかし、yo-taがモデル3購入時にはそのような設定がなく、『納車後に各人でどうぞ』というスタイルになっていました。
プロの専門店へ依頼すると結構なお値段するので、今回はDIYで初挑戦してみました。
今回も参考にしたのは、2021年9月納車の上海製、テスラ モデル3 ロングレンジです。
それでは、行ってみましょう!
準備するモノ
今回は、以下のモノを準備しました。
- スプレーボトル
- ゴムヘラ
- プラヘラ
- カッター
- 白えんぴつ
- カーフィルム
- 塗装養生テープ
こちらのスターターキットは、必要なモノが全てセットになっているので、こだわりがなければ悩まずにすみます。
こちらのスターターキットは送料込みで、1,000円程度で購入できました。
スプレーボトル、ゴムヘラ、プラヘラ、カッター、白えんぴつが同梱されています。
リアドアのガラス1枚分のみで横約82cm×縦約50cm必要なため、このカーフィルムの大きさだと、最低2枚必要です。
こちらのカーフィルムは送料込みで1巻、1,000円程度で購入できました。
今回は、夜間車の中からの視界をなるべく妨げず、かつ中の荷物が外から見えないようにするため、透過率約13%のダークスモークを選択してみました。
メーカー公表の透過率目安は以下となります。
こちらの塗装養生テープは、幅が1100mm以上のモノがオススメです。
幅が1100mm以上あれば、ドアを下までスッポリ覆うことが可能です。
こちらの養生テープは1巻、数百円ですが、送料の方が高いので、近所のホームセンターなどで揃えると良いでしょう。
施工手順
施工前にポイントをいくつか、まとめておきます。
- スモークフィルムはかなり折れやすいです。
取り扱いは丁寧に、風の強い日の施工は避けましょう。 - スモークフィルムは多めに用意しておきましょう。
yo-taはリアドアガラスを施工するのに3回(3面分)失敗しました。 - モデル3のリアドアガラスは3D曲面のため、施工にはかなり根気が要ります。
お金で解決できる方は、プロの専門店へ依頼することをオススメします。
リアドア クウォーター ウィンドウの施工
まずはフィルム貼りに慣れるため、小さなパーツから施工してみると良いと思います。
そのため、リアドア クウォーター ウィンドウ(リアサイドの小窓)からの施工がオススメです。
それでは、実際に施工手順を解説していきます。
❶スモークフィルム カット
まずは、窓のサイズに合わせて、スモークフィルムをカットします。
内側から見て分かるとおり、透明なガラス部分より、少し大きめにスモークフィルムをカットすると端をうまく内張に隠すことができます。
適当な大きさにカットしたスモークフィルムを仮貼りして、透明なガラス部分より、7,8mm大きめにマーキングします。
同じモノを左右分カットする場合、2枚重ねて切れば、左右2枚分が1回でカットできます。
- 1枚のフィルムは『のり面(貼り付け面)』と『透明な保護フィルム面』の2枚重ねになっており、表と裏があります。
- 2枚重ねてカットする場合は、右用と左用に表裏を変えて、カットする必要があります。
フィルムをカットしたら、内側から仮合わせして、フィルムの端がすべて内張の中に隠れることを確認します。
フィルムの端はすべて内張の中に隠すため、端の切口が多少雑でも問題ありません。
❷養生とウィンドウ ガラスの清掃
貼るフィルムの準備ができたら、スプレー液(食器洗い用中性洗剤を水で薄めたモノ)で窓ガラスを清掃するため、窓枠付近を養生していきます。
スプレー液を掛けたくないところに、養生テープを使って、養生していきます。
スプレー液を吹き付け、ゴムヘラを使って、窓ガラスの内側を掃除していきます。
- タオルなどで拭き取ると糸くずが残るので、仕上げは必ず、スプレー液とゴムヘラで掃除しましょう。
❸フィルム貼り
いよいよ、フィルムを窓ガラスへ貼っていきます。
ガラス面へスプレー液をたっぷり吹き付けます。
フィルムののり面にスプレー液を吹き付けながら、保護フィルムを剥がしていきます。
シワを伸ばしながら、フィルムをガラス面へ貼り付けます。
❹水抜き、空気抜き
フィルムをシワなく窓へ貼り付けたら、ゴムヘラを使ってフィルムとガラス面の隙間の水と空気を抜いていきます。
フィルムが傷つかないよう、フィルムの上からスプレー液を吹き付け、ゴムヘラで窓の中心から外側へ向かって、水と空気を押し出していきます。
窓の一番奥はゴムヘラが入らないため、キッチンペーパーなどで手を使って、水と空気を押し出します。
同様の手順で反対側も施工したら、リアドア クウォーター ウィンドウ(リアサイドの小窓)の施工は完了です。
リアドア ウィンドウの施工
続いては、リアドア ウィンドウの施工手順をご紹介します。
基本的な流れは、リアドア クウォーター ウィンドウと同様の流れで行います。
❶スモークフィルム準備
スモークフィルムの型取りはガラスへ貼り付けながら行うので、必要な大きさへフィルムをカットします。
フィルムサイズは、横約82cm×縦約50cmにカットすると良いです。
❷ウィンドウ全閉と『降車後オートロック』オフ
モデル3はドアを開けると、窓が少し開き(下がり)ます。
窓が閉じ(上がり)きってないと、フィルム施工できませんので、下記の要領で窓を全閉します。
すると、窓を全閉できます。
- この状態でドアを閉めると、ウィンドウ ガラスがモールへ当たり、ガラスやモールを破損します。
- そのため、ドアを閉めるときは、ドアオープンボタンでウィンドウ ガラスを少し下げてから、ドアを閉めます。
続いて、作業中不用意にドアがロックされないよう『降車後オートロック』機能をオフにしておくと良いです。
❸養生とウィンドウ ガラスの清掃
スプレー液でドアが濡れることを防ぐため、初めに養生します。
特にドアの内側は各種スイッチがありますので、養生した方が良いです。
ドアの外側は傷を防ぐためやすぐに洗車予定がない場合などは、養生すると良いでしょう。
ドアの素材によって、養生テープが貼りつき易いところと、貼りつき辛いところがあります。
下の貼り付け例を参考にしてみてください。
スプレー液とゴムヘラを使って、窓ガラスを清掃していきます。
フィルムの型取りは窓の外側で行いますので、窓の内側と外側の両方を清掃します。
❹フィルム カット
フィルムを窓の外側へ仮で貼り付け、だいたいの大きさへカットします。
ガラスへスプレー液を吹き付けると、仮でフィルムを固定できます。
フィルムの下側は、モールの真ん中くらい(上の写真の赤いライン)でカットすると、ちょうど良いです。
フィルムの下側が長すぎると、ガラスと水切りゴムの隙間へフィルムを差し込むのが大変になります。
フィルムの上と左右は、ガラスより2,3mm大きくカットしていきます。
仕上げで余分なフィルムをカットした方が、キレイに仕上がります。
❺フィルム貼り付け
保護フィルムを剥がして、ガラスの内側へフィルムを貼り付けていきます。
念のため、ガラスの内側を再度、掃除します。
スプレー液を吹き付けながら、保護フィルムを剥がしていきます。
ガラスの内側へスプレー液を吹き付け、フィルムを貼っていきます。
- 先にフィルムの上と左右の位置を決めてしまいましょう。
- なるべくフィルムの四隅をひっぱり、シワを伸ばしておきましょう。
- 最後に下側のダブついた部分を窓枠へ差し込みます。
- フィルムがガラスに貼り付いて動かない場合は、再度、フィルムとガラスの隙間へスプレー液を吹き付けます。
フィルムの表面へスプレー液を吹き付け、下側のダブついた部分をプラヘラを使って、ガラスと水切りゴムの隙間へ差し込みます。
- フィルムは折れやすいので、優しく窓枠へ差し込みます。
- ガラスを奥側へ押して、ガラスと水切りゴムの隙間を広げるようにして、フィルムを差し込みます。
❻水抜き、空気抜き
フィルムを窓へ貼り付けたら、ゴムヘラを使ってフィルムとガラス面隙間の水と空気を抜いていきます。
フィルムが傷つかないよう、フィルムの上からスプレー液を吹き付け、ゴムヘラで窓の中心から外側へ向かって、水と空気を押し出していきます。
- 下の写真のようなシワは、ゴムヘラを使って、矢印の向きへ空気と水を押し出します。
- ゴムヘラが窓の端まできたら、ゴムヘラでフィルムを押さえ、1分程度待ちます。
- これを何回か繰り返すと、徐々にシワが減り、フィルムが貼りつきます。
ここまで貼り付いたら、あと一息!
窓の下側のシワはプラヘラを使って、矢印の方向へ空気と水を押し出し、プラヘラを水切りゴムへ差し込むあたりでフィルムを1分くらい押さえる、を何回か繰り返します。
これを何回か繰り返すと、徐々にシワが減り、フィルムが貼りつきます。
- プラヘラはフィルムが傷つきやすい(細かい線傷が入る)ので、写真のように養生テープを貼ると傷を軽減できます。
- 下の写真のようにフィルムのシワがなかなか取れない(貼り付かない)場合は、根気よくフィルムを押さえる必要があります。
- そこでオススメなのは、百均などで購入できる『強力なマグネット』でフィルムを押さえる方法です。
- プラヘラでフィルムのシワを押さえて、再びシワができる前に、マグネットで内側と外側から挟み、押さえておきます。
- この状態で、約半日程度放置しておくと、きれいに貼りつきます。
❼フィルムの余りをカット
最後にカッターで、余分なフィルムをカットします。
- カッターの歯を寝かせて、なるべく窓より内側を(小さく)カットします。
- 窓より内側を(小さく)カットすることで、フィルムが剥がれにくくなります。
同様の手順で反対側も施工したら、リアドア ウィンドウの施工は完了です。
フィルム貼り施工後
DIYでスモークフィルム貼り施工後の状態をご紹介します。
今回は透過率約13%のダークスモークフィルムを施工したので、見た目の変化についても、ご紹介します。
透過率を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
まとめ
今回は、素人がスモークフィルム貼りをDIYで施工してみました。
結局、3回(ガラス3枚分)失敗(切り口が汚い、シワが取れない、フィルムが折れるなど)し、4回目と5回目の施工で、なんとか見られるレベルになりました。
失敗を重ねるごとにDIYレベルが上がり、4回目の施工より、5回目の施工の方が断然クオリティが高いです。
そのため、時間と根気のある方には、DIYでのフィルム貼りはオススメできます。
お金で解決できる方は、プロの専門店へ依頼することをオススメします。
プロの専門店では安くても2、3万くらいしますが、今回は材料費の6,500円程度で施工できました。
DIYで挑戦してみたい方は下のリンクからどうぞ!
以上、モデル3に興味がある方の参考になれば嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!