こんにちは。yo-taです。
突然ですが、yo-taはスノボが趣味なので、最近は毎週末のようにゲレンデへ通っております。
『電気自動車(EV)は寒いところが苦手』と言われていますので、みなさん「寒冷地での航続距離は実際はどうなの?」ってお思いだと思います。
そこで今回は雪山への日帰り旅行をレポートしたいと思います。
例によって、検証を手伝ってくれたのは、2021年製9月納車のモデル3 ロングレンジです?
それでは行ってみましょー!
寒冷地での航続距離は?
先日の12/26(日)、大寒波の日に福島県にあるだいくらスキー場へ行って参りました。
yo-taの自宅からは全て下道で片道167キロ、往復で334キロの道のりです(Googleマップ計算)。
ロングレンジであれば、最大航続距離が500キロ以上ですので、余裕で往復できるはずです。
では実際のバッテリー残量(航続可能距離)はどうだったか?見てみましょう。
時間 | 航続可能距離 (前回計測値との差) | 実走行距離 (Googleマップ計算) | 航続可能距離と 実走行距離の差 | 外気 | |
自宅出発時 | 6:45 | 473キロ | ー | ー | −3℃ |
ゲレンデ到着時 | 10:20 | 247キロ (−226キロ) | 167キロ | −59キロ | −6℃ |
ゲレンデ出発時 | 15:15 | 236キロ (−11キロ) | ー | ー | −9℃ |
温泉到着時 (充電開始) | 17:45 | 106キロ (−130キロ) | 93キロ | −37キロ | −4℃ |
温泉出発時 (充電完了) | 19:00 | 428キロ (+322キロ) | ー | ー | −10℃ |
自宅到着時 | 21:00 | 355キロ (73キロ) | 74キロ | +1キロ | −3℃ |
道中に80%まで無料で急速(44kW)充電可能なCHAdeMO併設の温泉施設がありましたので、今回はそちらで急速充電させていただきました。
身も心も充電も満たされて、大変ありがたかったです?
その節は大変お世話になりました。
今回は道中で充電しましたが、計算上では航続可能距離30キロくらいを残して、自宅へ到着できたと思います。
少し、ぎりぎりでしたね?
この辺りは自宅出発時に満充電にしておけば、もう少し安心出来たかと思います。
ちなみにこの日はエアコンは22℃設定、シートヒーターは3段階の1又は2、ステアリングヒーター、フロント・リアのデフロスターを常に使用していました。
考察
今回の結果から明らかなのは航続可能距離と実走行距離に差があることです。
自宅を航続可能距離:473キロで出発して、計算上では自宅へ到着時の航続可能距離は130キロ程度になる予定でしたが、(こちらも計算上ですが)実質は残り30キロ程度となってしまいました?
エアコンやヒーターを際限なく使用したため、100キロ程度分のバッテリー(航続可能距離)を消費したものと思われます。
この点はやはり内燃機関車の航続可能距離には及ばないといった印象です。
一方で、有料・無料問わず、充電設備がもっと普及すれば、実用性はかなりあると思います。
例えば、スノボしている間とか温泉施設等であれば、長時間車を使用しない訳ですから、この間に充電出来たら航続可能距離を一切心配する必要はありません。
ただし、電気自動車のメリットが全く無い訳ではありません。
今回、温泉施設で無料で急速充電をさせていただけたので、帰宅後に自宅出発時の航続可能距離(473キロ)まで充電したとしても、往復の交通費は数百円で済んだことになります。
これは大きなメリットで、コスパは最強ですね。
まとめ
電気自動車を寒冷地で使用する場合、エアコンやヒーターを使用するため、通常走行時よりも多くの電力が消費されることを理解しておくことが必要です。
今回のデータから計算すると、通常時の航続可能距離より7割程度しか走れないと見積もった方が良いかもしれません。
もちろん気象条件や交通量、運転の仕方等に大きく左右されると思いますので、その点はご承知おき下さい?♂️
ただし、気温がマイナスであったとしても、スマホのようにバッテリー残量が90%台から、いきなり2%になったりすることは無いので、その点はご安心ください。
(スマホのバッテリーは劣化してくると、雪山(寒さ)でバッテリー残量が急激に少なくなることが良く起こります)
また、大きなメリットとして、道中に無料の急速充電があれば交通費をほぼタダにすることも可能です。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。