こんにちは。yo-taです。
今回は、イオンデポジット(水垢)の除去方法を、ご紹介します。
イオンデポジットとは、水滴が乾いて固着する『水垢』のことです。
このイオンデポジットを放置すると、やがてウォータースポットとなり、塗装を痛めてしまい、いよいよプロショップ等へお願いすることになりかねませんので、早めの対処をオススメします。
下の写真は、洗車直後に撮影したものですが、ご覧の通り、洗車をしても落ちない汚れ(イオンデポジット)が大量に付着してました。
yo-taの所有するモデル3は、ボディ色が黒のため、この汚れが特に目立つんです!
そこで今回は、イオンデポジット除去方法と注意点などを解説していきます。
今回も参考にしたのは、2021年9月納車の上海製、テスラ モデル3 ロングレンジです。
それでは、行ってみましょう!
イオンデポジット発生原因
yo-taのモデル3は、2021年9月に納車されましたが、納車直後に、自分で以下のコーティングを施工しました。
なぜ、自分で施工したかと言うと、プロショップへ10万円程度でお願いしても、そのほとんどが人件費だろうと考えたからです。
また、yo-taのモデル3は黒色で、濃紺色の場合、撥水性より、親水性のコーティングが良いとされており、親水性のコーティング施工を実施しているプロショップが近くに無かったからです。
- ボディ表面が水に濡れると、水玉となって水が流れ落ちていくコーティングです。
- この時、ボディ表面に残った水玉がレンズの役割をし、ウォータースポットができやすくなります。
- 濃紺系の場合、熱を吸収しやすいので、ホワイト系より、さらにこのウォータースポットができやすくなります。
- 見た目が美しく、効果を感じやすいので、多くの方が撥水性を選ばれます。
- ボディ表面が水に濡れると、海で波が引いていくように、ベターっとボディから水が流れ落ちていきます。
- この時、ボディ表面に水玉が残っても、撥水性の水玉ほど、『玉』にならないので、レンズの役割が薄れます。
- そのため、親水性は濃紺色に向いていると言われています。
- ただし、撥水性に比べて、コーティングの効果は感じにくいです。
親水性のコーティングを施工していたにもかかわらず、納車から約7ヶ月(この記事を執筆時点)で、イオンデポジットが大量に発生してしまっていました。
自分なりに、イオンデポジットを大量に発生させてしまったと思われる原因を、まとめてみました。
- 常に青空駐車
- 雪山からの帰りは、高圧洗浄とブロアーのみ
- 冬の間は、数ヶ月洗車せず
このような運用では、イオンデポジットを大量に発生させてしまいますので、みなさまは、イオンデポジットを大量発生させないよう、ご注意ください。
❶常に青空駐車
集合住宅の駐車場が、青空駐車場のため、雨や汚れ、太陽光の熱など、常に過酷な環境にさらされているのが、一番の原因だと思われます。
❷雪山からの帰りは、高圧洗浄とブロアーのみ
融雪剤は車が錆びるので、雪山からの帰りは、コイン洗車場の高圧洗浄機で、汚れを洗い流しています。
ただ、体力的に本格的な洗車と拭き上げまでは難しいので、汚れを流した後は、コイン洗車場のブロアー(風で水滴を飛ばす)だけで済ませてしまっていました。
これだと、水滴は取りきれないし、水滴が残って凍ってしまうので、これも車には良くないですよね。
❸冬の間は、数ヶ月洗車せず
前項❷で、車がそこそこ綺麗になる(なったように見える)ので、洗車を数ヶ月サボっていました。
この間に、イオンデポジットが大量発生したものと思います。
イオンデポジット除去方法
さて、ここからは、イオンデポジットの除去方法をご紹介します。
- これからご紹介する使用方法は、メーカーが推奨する本来の使用方法と異なりますので、ご自身で施工される場合は、自己責任にてお願いします。
- また万が一、車やパーツに損害・損失を与えてしまっても、当方で責任は負いかねますので、ご了承ください。
以前、自分で施工したコーティングが落ちないように、コーティングと同じメーカーのイオンデポジット除去剤を購入してみました。
本来この商品は、イオンデポジットの上に、除去剤を染み込ませたコットンを置いて、しばし待つと除去できるのですが、今回は汚れがボディ全体に広がっていたので、以下の方法で施工しました。
- 車を洗車して、水分を拭き取る。
- 除去剤を染み込ませたクロスで、汚れをやさしく拭き取る。
- 水をたっぷり含ませたクロスで、除去剤を洗い流す。
- 乾いたクロスで、水分を拭き取る。
❶車を洗車して、水分を拭き取る。
いつも通り洗車して、水分を拭き取ります。
- 洗車やイオンデポジットの除去は、ボディが冷えてる方が良いので、炎天下の日中を避け、早朝や夕方、屋内などで実施する方が良いでしょう。
❷除去剤を染み込ませたクロスで、汚れをやさしく拭き取る。
マイクロファイバークロスに除去剤を染み込ませて、汚れをやさしく拭き取っていきます。
マイクロファイバークロスで、除去剤を塗り広げていくイメージです。
以前、施工したコーティングを落とさず汚れを落とすには、30秒以内に除去剤を落とす必要があるので、小さな範囲で❷〜❹の工程を繰り返します。
- ボディに3分以上、除去剤を塗布したままにしないようご注意ください。
(ボディを痛める恐れがあります) - モール部分に使用すると、イオンデポジットは取れますが、落ちないシミが残りますので、モール部分への使用は避けた方が良いでしょう。
- そのため、モール部分に除去剤が付着した場合は、すぐに取り除いてください。
❸水をたっぷり含ませたクロスで、除去剤を洗い流す。
本来は洗車が必要ですが、部分的に洗車は難しいので、水をたっぷり含ませたマイクロファイバークロスで、除去剤を洗い流していきます。
クロスの拭き取り面を変えて、2,3回拭き取る(洗い流す)と良いでしょう。
❹乾いたクロスで、水分を拭き取る。
最後に、乾いたマイクロファイバークロスで、水分を拭き取れば、一箇所終わりです。
上の写真の通り、汚れが綺麗に落ちました!
同じ要領で、汚れが気になる部分へ❷〜❹の工程を繰り返しましょう。
- 除去剤が50mlと容量が少ないですが、1本あれば、モデル3全体へ塗布可能でした。
全ての汚れを落とした後、メンテナンス剤を塗布すると、親水性の効果をさらに実感できるようになります。
まとめ
今回は、イオンデポジット(水垢)の除去方法をご紹介しました。
常に青空駐車だったり、こまめなメンテナンスを怠るとイオンデポジットが大量発生しますので、みなさまもご注意ください。
また、もしイオンデポジットが発生してしまっても、早めに対処すれば、除去可能ですので、できる限り早めの対処をオススメします。
この早めの対処を怠ると、イオンデポジットはやがてウォータースポットとなり、塗装面を痛めてしまいます。
塗装面を痛めてしまうと、簡単には修復できませんので、プロショップへお願いしたりと、費用が嵩みます。
そのため、できる限り早めの対処をオススメしています。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!