ノウハウ

【電気自動車(EV)】集合住宅での自宅充電!?

こんにちは!yo-taです。

みなさん、電気自動車(EV)を購入する時に一番気になるのが、充電事情ですよね?

アパートやマンションなどの集合住宅にお住まいだと『自宅充電が出来ないから電気自動車はちょっと…』って敬遠される方が多いと思います。

yo-taもそのうちの一人です?

そこで『何とか手軽で安く自宅充電出来る方法はないか?』といろいろ検討してみました。

今回紹介する方法は、ある程度条件が揃わないと実現不可能ですが、みなさんの充電事情の一助になれば、幸いです。

ちなみにテスト車両は2021年9月納車の上海製、テスラ モデル3 ロングレンジです。

それでは行ってみましょー!

手軽でちょっと高速に自宅充電する方法とは?

結論からいきます。

お手軽に且つちょっと高速での自宅充電を実現する方法は『200Vコンセント+200V対応充電ケーブル』を利用することです。

ここでポイントは一般的な100Vコンセントでは無く、『200Vコンセント』を使用することです。

100Vコンセントでは1時間に7キロ分くらいしか充電出来ませんが、200Vコンセントですと1時間に17キロ分くらい充電出来ます。

100Vコンセントより倍近く早く(ちょっと高速)充電出来ます。

もちろん車両バッテリーの充電開始残量やバッテリー温度によって1時間あたりの充電量は異なりますので、その点はご容赦ください?‍♂️

200V充電に必要な機材や環境は?

ではここからは大掛かりな工事無くして、既設の200Vコンセントを使用した充電設備の構築方法をご紹介いたします。

まず、必要な機材や環境は以下の4つです。

  1. 200Vコンセント
  2. 200V対応充電ケーブル
  3. 電源延長ケーブル
  4. 自室前の駐車環境

それでは、一つ一つ解説していきます。

まず、「1.200Vコンセント」ですが、『家に200Vコンセントなんて無いよ?』って思われた方が多いと思います?

でもお家の中をちょっと探してみてください。

普段使っていないIHクッキングヒーター等の特殊な形状をした電源コンセントは有りませんか?

(200V電源には単相と三相の2種類有りますのでご注意下さい。今回使用するのは単相200V接地付(アース付き)です。詳しくはお近くの電気屋さんへお問い合わせ下さい。)

例えば、200Vの電源コンセントとはこんな形状です。

出典:パナソニックHP
yo-taのアパートの200Vコンセント

ついでにお家のブレーカー側にも『200V』の記載があるか確認すると良いです。

200Vのブレーカー(IHクッキングヒーター用)
未使用だったため、画像はブレーカー:オフの状態です

続いて、「2.200V対応充電ケーブル」の準備です。

こちらはテスラ純正の『GEN II モバイルコネクター』や日産純正の『充電ケーブル』が使用出来ると思います。

yo-taは日産純正の充電ケーブルにテスラ純正の『SAE J1772 アダプター』を装着して使用しました。

出典:テスラHP
テスラ純正『GEN II モバイルコネクター』
出典:日産HP
日産純正『充電ケーブル』

続いては「3.電源延長ケーブル」の準備です。

yo-taは知り合いの電気屋さん(建物の電気工事ができる業者さん)へ下のような電源延長ケーブルを作成してもらいました。

メス側のコンセントボックスは屋外へ設置することを考慮して防雨型のボックスの中にコンセントを設置してもらいました

ここでいう「電気屋さん」は家電量販店では無いのでご注意下さい。

この電源延長ケーブルのオス側はお家の200Vコンセントへ接続し、メス側のコンセントボックスはエアコンダクト等を通して、自室のベランダ等へ設置します。

電源延長ケーブルは頭(オスまたはメス側の器具)を取り付けてしまうとエアコンダクト等の狭いスペースは通りませんので、取り付けの順番にはご注意下さい。

そして、最後に必要なのは「4.自室前の駐車環境」です。

ベランダ等へ設置した電源コンセントボックスへ200V対応充電ケーブルを接続して、反対側を車両へ接続すると自宅充電完成です。

10月の暖かい時期であれば、1時間に17キロ分くらい充電出来そうです

もうお分かりですよね??

そのためには自室前の駐車スペースが必要不可欠になります。

以上、4つの機材や環境を整えると、集合住宅でもお手軽且つちょっと高速な充電設備を整えることが出来ます。

まとめ

結局、yo-taは機材は全て準備出来たものの、自宅前の駐車場をどうしても借りることが出来なかったので、今回は充電出来るか?のみの確認となってしまいました。

結果は大成功でした?

1時間に17キロ分くらい自宅で充電出来れば、12時間で204キロ分、24時間で408キロ分くらい充電出来ることになります。

(充電環境によって充電量は変わりますので、あくまで机上のお話です)

テスラ純正ウォールコネクター等を使用した戸建の専用充電設備に比べたら、充電能力は劣りますが、十分実用レベルでは無いでしょうか。

以上、みなさまの電気自動車(EV)の充電環境構築の一助となれれば、嬉しいです。

なお、今回ご紹介した充電方法は個人の見解であって、安全性や確実性を保証するものではございません。

特に日産純正の充電ケーブルには『電源延長ケーブルは使用しないこと』と注意書きがございますので、電源延長ケーブルを作成するには専門の知識が必要です。

もし今回の記事を参考にされる方が居られるようであれば、全て自己責任にてお願いします。

それでは、また次の記事でお会いしましょう !

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