こんにちは。yo-taです。
yo-taはモデル3を購入して、半年経ちますが、アパート住まいのため、電気自動車最大のメリットである『自宅充電』ができません。
それでも自宅近くにテスラ専用スーパーチャージャーが在れば充電に困ることはありませんが、一番近くのスーパーチャージャーまで片道50キロも離れているため、スーパーチャージャーを使うのも現実的ではありません。
そのため、今までずっと、モデル3をチャデモ(CHAdeMO)による充電のみで運用しています。
そこで今回は、モデル3をチャデモのみで運用する場合の注意点やコツなんかを解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは行ってみましょう!
チャデモ充電の注意点とコツ
結論からお話しすると、チャデモ充電の注意点とコツは以下3点です。
一つずつ解説していきます。
❶チャデモは出力が高いもので充電せよ
テスラ専用スーパーチャージャーを除外すると、充電スタンドには大きく分けて『200Vの普通充電』と『チャデモ(CHAdeMO)』の2種類があります。
yo-taの経験上、『200Vの普通充電』は30分充電して6Kmの走行分しか充電されなかったため、あまり実用的ではありません。
ただし、充電カードを契約していると『200Vの普通充電』が無料の場合もありますので、充電スポットが家から歩いて通える距離であれば、1日中充電(駐車)しておくのも良いかもしれません。
充電スタンドにはもう一つ、『チャデモ』があります。
チャデモと一口に言っても、充電設備の出力(能力)の高さはさまざまです。
下表は『充電設備の出力(最大電流値)』と『30分あたりの充電量(Km)』を記録したものです。
充電タイプ | 出力 (最大電流値) | 30分あたりの 充電量(Km) | 充電開始時の 充電量(Km) | 気温(℃) |
100V ※参考 | (15A) | 4Km | 274Km | 16℃ |
200V (普通) | (15A) | 6Km | 239Km | 5℃ |
CHAdeMO (急速) | 20kW (50A) | 68Km | 366Km | 26℃ |
CHAdeMO (急速) | 40kW (100A) | 107Km | 385Km | 7℃ |
CHAdeMO (急速) | 44kW (125A) | 112Km | 205Km | 13℃ |
CHAdeMO (急速) | 50kW (100A) | 117Km | 291Km | 24℃ |
CHAdeMO (急速) | 90kW (200A) | 166Km | 205Km | 28℃ |
表から分かる通り、同じチャデモでも出力が上がれば、充電量も増えます。
そのため、充電スタンドを利用する際は、充電設備の出力が高いものをオススメします。
ただし、充電設備の出力がどんなに高くても、チャデモの充電プラグをテスラ専用の充電ポートへ変換する、CHAdeMOアダプターというものを使用する(むしろ使用する必要がある)と、充電能力は落ちます。
yo-taの経験では、充電設備の出力が90kW(200A)であっても、実際に充電できる出力は最大でも47kWまで制限されてしまいました。
ここでご紹介した充電量(Km)はバッテリー残量や気温に大きく影響されますので、参考程度にお願いします。
❷バッテリーは減らしてから、また暖めてから充電せよ
バッテリーは一般的に、満杯に近くなると充電されにくくなります。
また、バッテリーが冷えていても充電されにくいと言われています。
下表は『30分あたりの充電量(Km)』と『充電開始時の充電量(km)』、『気温』を記録したものです。
なお、充電設備は全て同じものを利用し、CHAdeMO(急速)90kW(200A)です。
30分あたりの充電量 (Km) | 充電開始時の充電量 (Km) | 気温(℃) |
154Km | 109Km | 26℃ |
166Km | 205Km | 28℃ |
145Km | 359Km | 24℃ |
166Km | 283Km | 22℃ |
152Km | 274Km | 14℃ |
162km | 295Km | 20℃ |
138km | 301km | 22℃ |
136km | 349km | 14℃ |
137km | 237km | 16℃ |
112km | 281km | 9℃ |
110km | 213km | 9℃ |
116km | 273km | 6℃ |
123km | 31km | 1℃ |
96km | 412km | 5℃ |
115km | 285km | 5℃ |
133km | 68km | 10℃ |
yo-taのモデル3は満充電時の航続可能距離は537kmです。
表の青線部分が割と満充電(航続可能距離:537km)に近い時の充電ですが、『30分あたりの充電量(km)』が若干減っています。
恐らく、満充電(航続可能距離:537km)に近ければ近いほど、充電量(km)は減っていくことでしょう。
また、表の上から下へと季節は夏から冬へ変化しており、気温も高から低へと変化しています。
気温が低くなる(表の下へ行く)につれて、『30分あたりの充電量(km)』が減っているのが分かります。
このことから、バッテリーは冷えていると、やはり充電されにくいと言えるでしょう。
冬でも、バッテリーを暖めて、効率よく充電するには、以下の二つの方法があります。
- 充電前に『プレコンディショニング』を完了させておく。
- 30分程度走行してから、充電する。
充電前に『プレコンディショニング』を完了させておく。
モデル3にはプレコンディショニングという機能があります。
このプレコンディショニングとは、出発時間に合わせて、設定した温度に空調を調整し、バッテリーを予熱してくれる機能です。
充電スポットへ出発する時間に、あらかじめプレコンディショニングを設定しておくと良いでしょう。
30分程度走行してから、充電する。
モデル3は走行していると、バッテリーを適温に調整してくれます。
この機能を利用して、30分程度走行してから充電すると効率よく充電できるでしょう。
そのため、外出の際はバッテリーの冷えている『行き』に充電するのではなく、ある程度走行した『帰り』に充電するのがオススメです。
❸セントリーモードはオフにせよ
セントリーモードとはテスラ純正のカーセキュリティーのことです。
セントリーモードをオンにすると、駐車中にモデル3の周囲で起こった不審な動きをカメラで録画してくれます。
駐車中はカメラやセンサーで常時見張ってくれるので、優秀な機能ではあるのですが、その分バッテリーを消費します。
下表はセントリーモードオンでの駐車時間(H)と消費電力(km)を記録し、まとめたものです。
駐車時間(H) | 消費電力(km) | 気温(℃) (測定開始〜測定終了) |
約7H | 14km | 1〜0℃ |
約7H | 11km | 7〜3℃ |
約7H | 11km | 6〜8℃ |
セントリーモードをオンにすると、一晩(約7H)放置しただけで、約10km分の電力を消費しています。
1日中(24H)セントリーモードをオンにしておくと、単純計算で約30km分の電力を消費するわけですから、これが毎日となると、必然と充電回数(時間)が増えます。
そのため、チャデモ充電メインの方には、必要時以外はセントリーモードをオフにすることをオススメします。
まとめ
今回は自宅充電できない、かつテスラ専用スーバーチャージャーも近くにない方でも安心してモデル3を購入できるよう、チャデモ充電の攻略法を解説しました。
高出力のチャデモであれば、夏場は30分で約150km分、冬場は30分で約100km分の電力を充電できます。
また、バッテリーはなるべく減らしてから、冬場は暖めてからの充電がオススメです。
バッテリーを暖めるにはプレコンディショニング機能や30分程度走行すると良いでしょう。
さらに、セントリーモードは意外と電力を消費するので、必要時以外はオフにすると充電回数(時間)を減らせます。
以上、参考になれば嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!