こんにちは。yo-taです。
いつも『モデル3のとりせつ』をご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、自宅充電ができず、CHAdeMO(チャデモ)充電常用の強い味方、ZESP3の充電カードをご紹介します。
ZESP3カードってなに?オススメの理由は?利用に際して注意することはある?といった疑問にお答えしたいと思います。
今回も参考にしたのは、2021年9月納車の上海製、テスラ モデル3 ロングレンジです。
それでは、行ってみましょう!
ZESP3カードとは
ZESP3カードとは、日産が提供するゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)の略で、充電カードのことです。
この充電カードがあれば、日本全国のeMP充電スポットで、めんどくさいビジター登録をせずに、充電が可能です。
日本全国の充電スポットを調べるには『GoGoEV』さんのサイトが便利です。
『GoGoEV』さんのサイトでは、その充電スポットが『ZESP3』に対応しているかを親切に記載してくれています。
『ZESP3』はeMPネットワークを利用してるので、『eMP 急速・普通併用』『eMP 急速充電器用』と記載があれば、同じように利用が可能です。
現地の充電器を見て利用可否を判断するのであれば、以下の『チャージスルゾウ』ロゴ又は『e-Mobility Power』ロゴが入ったステッカーが貼られているかを確認すると良いでしょう。
ちなみに、ZESP3カードは日産のお店で入手可能です。
もし、郵送でZESP3カードを入手したい場合は、WebでのZESP3入会申し込みを進めると、郵送依頼ができるようです。
ZESP3カードをオススメする3つの理由
前項ではZESP3カードとは何かについて、解説しました。
みなさんご存知の通り、ZESP3カード以外にも充電カードはいくつかあります。
では、なぜyo-taがZESP3カードをオススメするのかをここから解説していきます。
1.他の充電カードと比べて最安
ZESP3カードをオススメする理由の1つめは、他の充電カードと比べて利用料金が安いからです。
『電費や充電設備の出力によって変わるが、月の走行距離が1,500km以下であれば安い』という条件があるものの、毎月1,500km以上走行する方は多くはないでしょう。
であれば、ほとんどの方にとって、最安の充電カードと言えるでしょう。
他の充電カードとの比較をもっと詳しく知りたい方は、下の動画を参考になさってみて下さい。
yo-taもこちらの動画を参考にさせてもらいました。
2.月毎にプラン変更が可能
ZESP3カードをオススメする理由の2つめは、月毎にプラン変更が可能な点です。
上記を理解するには、ZESP3の料金体系を知る必要があるので、簡単にZESP3の料金体系をご紹介します。
- この情報は、記事作成時点での情報です。
最新の情報は日産のHPで確認をお願いします。
まず初めに、ZESP3への入会申し込みが完了すると、事務手数料1,650円(税込)が掛かります。
そして、下の表の通り、『プレミアム10』『プレミアム20』『プレミアム40』『シンプル』の4つのプランの中からお好きなプランを選択します。
自宅充電がなく、CHAdeMO充電を常用している方であれば、『プレミアム10』『プレミアム20』『プレミアム40』の3つのプランの中から選択することになるかと思います。
(シンプルプランは充電料金が割高なため、自宅充電『あり』やスーパーチャージャーを利用されている方が、「もしかしたらCHAdeMOで急速充電(または普通充電)することがあるかも」という方に向いています)
なお、8ヶ月以上契約予定であれば、月々1,650円割引の3年定期契約がオススメです。
理由は、3年定期契約を解約するには、違約金13,200円が必要ですが、8ヶ月以上契約すれば、違約金分の割引を受けられるからです。
『週末は近所に買い物に出かけて、たまに遠出するくらい』であれば、まずは『プレミアム10』を契約して様子をみると良いでしょう。
無料充電分『急速充電◯◯回(●●●分相当)』って一体どれくらい走行できるの?と思われる方は以下の記事を参考になさってみて下さい。
yo-taが、まずは『プレミアム10』をオススメするには理由があります。
それは、3年定期契約期間中、月毎にプラン変更が可能だからです。
毎月1日に当月のプラン(プレミアム10、20、40)が確定します。
そのため、前月の月末に『来月はたくさん走りそう』と予想できれば、『プレミアム20』または、『プレミアム40』へ変更が可能です。
具体的に説明すると、今日が1/31で1月は『プレミアム10』のプランを選択していたとします。
この時点で『来月(2月)はたくさん走りそう』と予想がつくのであれば、1/31中に『プレミアム20』へプラン変更しておきます。
そうすると、2/1に2月からは『プレミアム20』のプランが適用されるわけです。
翌月のプラン変更は前月であれば、いつでも可能です。
また、当月の無料充電分が余った場合は、翌月へ繰り越しが可能です。
しかし、翌々月へは繰り越しできないので、予想走行距離は多めに見積もるより、少なめに見積もるとよいでしょう。
無料充電分を使用せずに消滅させるより、安いプランで超過分の充電料金を支払った方がお得な場合があるからです。
プレミアム プラン | 上位プランとの差額 | お得になる超過時間 |
プレミアム10 2,750円/月 急速充電超過分 385円/10分 | 2,200円 | 超過が50分以内までなら プレミアム20よりお得 385円×50分=1,925円 |
プレミアム20 4,950円/月 急速充電超過分 330円/10分 | 4,400円 | 超過が130分以内までなら プレミアム40よりお得 330円×130分=4,290円 |
プレミアム40 9,350円/月 急速充電超過分 275円/10分 | ー | ー |
上の表を簡潔にまとめると、ポイントは以下となります。
- プレミアム10を契約中で、超過分の充電時間が50分以内ならプレミアム20を契約するよりお得です。
- プレミアム20を契約中で、超過分の充電時間が130分以内ならプレミアム40を契約するよりお得です。
上の2つのポイントを押さえて、ZESP3カードを賢く利用して下さいね。
3.普通充電が無料
ZESP3カードをオススメする最後の理由は、普通充電をどれだけ使っても無料という点です。
こちらはプレミアム プランでなければ適用されませんが、魅力的な特典ですよね。
先ほどもご紹介した『GoGoEV』さんのサイトを例にすると、以下のような記載のある普通充電が無料となります。
イオンさんなどの大型ショッピングセンターであれば、『映画を観て、ランチして、お買いものもして…気付いたらショッピングセンターに数時間滞在』なんてこともあると思います。
そんな時、普通充電ができて、無料だったらとっても魅力的ではありませんか?
もちろん普通充電は、充電設備の出力が低いので、たくさんは充電できないですが、到着した時より充電が増えてたら嬉しいですよね。
以上3点が、yo-taがZESP3カードをオススメする理由です。
ZESP3カード利用時の注意点2つ
さて、ここまでZESP3カードをオススメしてきましたが、利用時に注意すべき点が2つあります。
良い点と悪い点が1つずつありますので、以下詳しく解説していきます。
1.(悪い点)ZESP3カードのみではエマージェンシーサポートを利用できない
悪い点として、ZESP3カードには『エマージェンシーサポート』というものが付帯されているように読み取れますが、ZESP3カード単体ではこのエマージェンシーサポートを利用できません。
このエマージェンシーサポートには、『車両電欠時、最寄りの日産へレッカー移動してくれる』と『出掛け先で電気自動車のトラブルが発生した場合は、緊急時発生費用を補償してくれる』の2点が含まれます。
ZESP3カードにこのエマージェンシーサポートが含まれるなら、文句なしの充電カードですが、このエマージェンシーサポートを利用するには特定の条件を満たす必要があります。
それは、日産カードが別途、必要であるという点です。
この日産カードは、日産ファイナンシャルサービスが提供する、日産車乗り向けのおトクなカードです。
日産カードには、「スーパーレスキューコール24」というサービスが付帯されますが、このサービスに電欠時のレッカー手配をプラスし、出掛け先で発生したトラブル時の緊急時発生費用の補償上限を増額したサービスがエマージェンシーサポートという訳です。
そのため、ZESP3カード単体では、エマージェンシーサポートを利用できないので注意が必要です。
2.(良い点)10分1秒充電した場合は2回分(20分)の課金ではない
良い点というか、ちょっとだけお得な情報をご紹介します。
ZESP3の注意書きには以下、赤線部分のような記載があります。
文字が小さくて見辛いので、赤線部分だけを引用すると以下のように記載されています。
10分単位での課金。1秒~10分0秒充電した場合は1回分(10分)、10分1秒充電した場合は2回分(20分)の課金となります。
出典:日産 HP
『10分1秒充電した場合は2回分(20分)の課金』と記載がありますが、2回分は10分1秒からではないようです。
あるとき、1回分(10分)で充電を止めようとして、10分28秒まで充電してしまった際、なんと1回分(10分)として課金されていました。
また、あるときは10分59秒まで充電してしまったのですが、この時は、2回分(20分)として課金されていました。
つまり、分かっている範囲だと、10分28秒まで充電しても、1回分(10分)としてカウントされるということです。
これは充電コントローラー(操作パネル)と充電器の間で若干タイムラグがあり、充電時間を狙った時間でピッタリ止めるのは至難の業なので、その分の救済処置として、若干甘めの判定になってるのかもしれません。
もしくは充電設備の仕様によって、異なるかもしれません。
いずれにせよ、上記の通り、若干甘めの仕様であれば、ユーザーは損することがないので、ユーザーにとっては嬉しい仕様ですね。
まとめ
今回はZESP3の充電カードについて色々とご紹介しました。
ZESP3カードとは、日産が提供するゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)の略です。
ZESP3カードは以下の3つの理由により、CHAdeMO充電を常用する方にオススメです。
- 他の充電カードと比べて最安
- 月毎にプラン変更が可能
- 普通充電が無料
ただし、ZESP3カード利用にあたり、2点ほど注意点があります。
- (悪い点)ZESP3カードのみではエマージェンシーサポートを利用できない
- (良い点)10分1秒充電した場合は2回分(20分)の課金ではない
以上、モデル3に興味がある方の参考になれば嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!